カテゴリ
以前の記事
2013年 03月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 08月 2012年 06月 2012年 05月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 06月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 11月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 09月 2006年 08月 フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
あぁ、文子。。。。
うちの近所のTSUTAYAは毎週火曜日に200円サービスをやってるので、 シュミのないアタクシは 毎週のようにDVDを2,3本は借りて観てるんだけど、 やっぱり、借りるのは洋画ばっかりになっちゃうのよね~。 ホントはフランス映画も観たいんだけど、 あんまり品揃えがよくないし、 だいたい観たいような映画は観つくしちゃったから、 どうしましょ…と困ってたんだけど、 とうとう手を出すことを決心したの。 えぇ、日本映画に。。。 前々から、日本映画は観なくちゃ、観なくちゃ、とは思っていたんだけど、 どうしても観る気がおきなかったの。 何か、最近の日本映画って、あんまり魅力的とは思えなくって。。。 んで、品揃えを馬鹿にしていた近所のTSUTAYAで 期待しないまま、初めてユックリ物色した日本映画コーナー。 とりあえず、どっから始めませうか。。。 と、いうことで やっぱり、エグい感じのから始めないと、すぐにイヤんなっちゃうわよねぇ、と 自分に言い聞かせ、 「卍」は前に借りて観たコトがあるから それに近いような何かドロドロしたような、エグい映画、ないかしらん。。。と、 迷った上に選んだ3本は 「華岡青洲の妻」と、 「好色一代男」と、 「雨月物語」… まぁ、「華岡青洲の妻」は原作も読んだことあるし、 無難なチョイスでしょ、ということで選択。 有吉佐和子とか、宮尾登美子の 「ヲンナ苦労話系」はアタクシの大好物だし。。。 (特に芸者モノ♪) 「好色一代男」は 今まで未経験だった雷蔵モノで、 (若尾)文子も(中村)玉緒も出てるし、ま、気楽に楽しめそうだわ、 ということで選択。 そして、「雨月物語」は 外国のどっかの映画監督も 「ミゾグチ、ミゾグチ、」って言ってるらしいし、 画もキレイそうだし、 やっぱり、ニホンジンだったら、一度は「ミゾグチ」なるものを 観ておいた方がよかんべェ、と思って選択したの。 んでも、アタシにとって京マチ子、ってやっぱり 資生堂のCMのイメージが強くって、 (それも古いハナシよねぇ…) 「ハイカラなオバチャン」のイメージしかないから、 そのヲンナがあんな幽玄な役をやるって、 どうもスナオに受け入れられないのよねぇ。。。。 まぁ、田中絹代の動きと肉声を聞ける、っつ~のも大きかったけど。 (ググったら、田中絹代御殿が逗子にあったらしいが、死後に料亭になっていたのを クローズ後にみのもんたが購入して解体したらしいひ。。。) あぁ、見終わってから気付いたんだけど、 どの映画もオープニングが同じだわぁ、と思ったら、 アタシが選んだ作品はどれも大映映画だったのねぇ。 そして、「昔の日本映画」に魅せられてしまったアタシは 「しとやかな獣」(若尾文子) オープニングの音楽でビックリしたけど、 舞台劇みたいで面白かったわ☆ 「縮図」(乙羽信子) 話はド暗いんだけど、 山田五十鈴が置き屋のオカミでいい味だしてるの。。。♪ 「女が階段を上がる時」(高峰秀子) 「刺青」(若尾文子) 文子、マジ、カッケーよ!! 「妻は告白する」(若尾文子) ラストシーンの文子がツゴイです…もう、ノックダウン… と、立て続けに借りまくってしまったの。。。 あぁ、今、アタシは文子に夢中。。。。 むか~しに読んだおすぎのエッセイで 「若尾文子は大根足女優」 といふフレーズがアタシの頭の中からナゼか離れなくって、 文子の映画は「卍」くらいしか観たことなかったのに、 アタシの中では文子は「大根足女優」という レッテルが張られたままだったんだけど 今回、文子の出演作を立て続けに観て、 その美貌と役者魂に惚れこんでしまったわ。。。 (「好き嫌い」で物言いをする人の発言って、 得てしてインパクトが強いので 頭から離れにくい。。。) どうしても、文子の年代の女優って、 アタシ的には 「昔、テレビドラマに出てた(三流っぽい)オバチャン」といふイメージが強すぎて、なかなかそれを払拭できなかったんだけど、 昔の女優って、アクが強くていいわぁ。 やっぱり、娯楽が少ない時代の女優って、 それだけ背負っているモノも 今と比較にならないほど大きいから、 今の女優とは格が違うのよね… あと、昭和30年代、40年代の映画って、 時代設定がリアルタイムだと、 その時の日本の高度経済成長期と重なっているから、 食生活、住環境、風俗、その他もろもろが 今見るととても新鮮だし、 人間の欲望が生々しく描写されているから ある意味、とても動物的で、 それがとても魅力的で、 惹きつけられずにはいられないの☆ アタシ、何故かこないだどうしても 紳士用のガーターベルト(靴下止め)が欲しくなって、 探しに捜し歩いて 日本橋の三越まで買いに行ったんだけど、 見てた映画(確か「縮図」)の中で、 芸者(乙羽信子)を身請けする旦那が ズボンを脱いだ時に ガーターをしている姿を見て、 ひとりで勝手に狂喜乱舞してしまったわ。。。 とりあえず、昔の日本映画を観たアタクシの中で 引っかかったキーワードは 「若尾文子」 「脚本・新藤兼人」 「監督・増村保蔵」 って感じかしら。 とりあえず、ウィキには、増村の事を 「生涯で残した全57本の作品は、 『強烈な自我を持ち、愛憎のためなら死をも厭わない個人主義』 =ヨーロッパ的人間観に貫かれている。 モダンで大胆な演出により、これまでにない新しい日本映画を創出した。」 とあるけれど、アタシが惹かれるのはその部分かもしれないわ。 最近、中途半端に上品な人とか、中途半端に下品な人が多いからねぇ。。。 やっぱり、どんなに他人に迷惑をかけても、 精神として自分の足で立ってる人って、魅力的だからねぇ。 あぁ、アタシの日本映画探訪は まだまだ、続きそうだわ。。。。
by moi_Rachel
| 2009-02-17 17:17
| 映像編集
|
ファン申請 |
||