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そもそもは、去年の夏前に
クラシック系のフリーペーパーでとある公演の 記事を目にしたのが 始まりだったの。 「日本舞踊Xオーケストラ」。 しかも、美術が金子國義やら朝倉摂やらな上に、 演目も 「牧神の午後」やら 「ペトルーシュカ」やら 「ボレロ」やらで、 これは観ない訳にはいかないでショ!!と、 思ったものの、すでにチケットは完売。。。 (美術が金子國義とか朝倉摂とかじゃなかったら、 観に行っていなかったと思う。。。) でも、どうしても観に行きたい気持ちを抑えられなくて、、 ヤフオクでキーワード登録しても 出てこないし、 チケットの追加販売があったのに 気が付いたら、締切過ぎているし、 半ば諦めきっていた公演直前に Twitter検索で見つけた 「チケット余っています」のつぶやき☆ 思わず、恥も外聞もなく 見も知らぬお方にメッセを送り、 おかげさまで無事に12月の公演を観るコトができたワケなの。 (その方はわざわざ福岡からいらっしゃっていた) そして公演当日。 案の定、客層は日舞業界関連と思われる ジジババばかり。 でも、アタシは念願の舞台が観れると思っただけで、 ドキがムネムネして仕方なかったわ♪ 「レ・シルフィード」「ロミオとジュリエット」 「牧神の午後」「ペトルーシュカ」「ボレロ」等々、 演目は数々あったけど、 アタクシのハートを鷲掴みにしたのは 「ペトルーシュカ」だけだったの。 (タマタマ美術が金子國義だった。カワイカッタけど。) 人形遣いがどう見てもドラァグ・クイーンだし、 踊りも日舞という枠組みを飛び越えているし、 でも、確かに日舞だし、 (他の演目はただの優等生だった) 西洋音楽に遠慮したり、媚を売る事なく、 無難に纏めているだけ、という事もなく、 「日本舞踊Xオーケストラ」という作品が きちんと成立していたの。 それからがもう大変。 アタシャ、気に入ったモノを見つけると、 ググって、ググって、ググりまくる癖があるので、 ペトルーシュカの演出をした人とか 演じた人とか どんな人だか探しまくったの。 初めは、ペトルーシュカに関わった人たちが 普段、どういう事をしているのかしら、とか 他の作品とか舞台も見たいわぁ、とかで ググっていたハズなのに、 とある演者さん(舞踊家、って言うのかしら?)のHPを見たら 「体験レッスン」という文字があったので、 物は試し、体験してみようかしら、って思っちゃったの。 だって、お友達がやっていて、 今まで何度か日舞を観たコトはあるけれど、 こんなに興味を持ったのは生まれて初めてだし。 (前に観た時はそんなに興味がなかったから、 何かヒントがあるかしら、くらいにしか 観ていなかった) そして、一回体験レッスンをやってみて、 日舞のお稽古に通うコトを決めてしまったのョ。 なんとなく。ええ、なんとなく。。。 (いいトシして始めるので、個人レッスンだったという事も 決めた要因のひとつでもあるが) それがそもそもの間違いだったのネ。。。 初めは、 「自分がショーやる時に何かプラスになればいいわぁ」 くらいに思っていたの。 「今までご縁のなかった『日本舞踊』、って 知らない世界を覗いてみるのもいいかもォ♪」 くらいに思っていたの。 やっぱり、「日舞始めました」って言うと、 「女装の為?」って言われるものネ。 。。。とんでも、なかったわ。 アタシャ、底なし沼にはまり込んだよう。。。 自ら、蟻地獄に落ちて行ったよう。。。 とりあえず、お稽古は 女踊りも男踊りも両方やるんだけど、 まず、振りが全く覚えられないの。 (自分の中に入ってこないの…) 自分で物覚えが悪いのは重々承知はしていたんだけど、 お師匠さんはもちろん、 自分自身で呆れるくらい、覚えられないの。。。 幸いに今のところ、 お師匠さんがズッと一緒に踊ってくれるから いいようなものの、 「さ、ひとりでやってごらんなさい」って いつ言われるか戦々恐々なの… オマケに、女踊りを踊る時、 あまりにも不自然な姿勢をしなくてはいけなくて、 (それが舞台で見ると自然に見えてしまうのが 不思議で仕方ないのだが) 自分の気持ちに抗った動きをしなくてはいけないのが ホント、ストレスなの。。。 いかに今までの自分が 「自由奔放」でやってきたか、イヤという程わかったわ。 いかに今までの自分が 「自分の気持ちに沿ったコト」しかしてこなかったか、 イヤという程わかったわ。。。 んでもって、(あくまでも「アタシの思うトコロ」だが) これまで女装(ドラァグ・クイーン)って、 別に「女になろう」と思ってやってきた訳ではないのだが、 (逆に女装している時の方が雄々しかったりする、というか 自分の男の部分が出せているのだが) 女踊りって、純然たる「ヲンナ」にならなくてはいけないので、 そうすると、自分の「男の部分」を殺す必要が出てくるのだが、 自分の「ヲトコ」を消す作業がホント、辛くて辛くて 精神的に不安定になっちゃうの。 足元がグラグラして仕方ないのョ~。 「女装」って 基本的には「男にしかできないモノ」だから やっぱり、まず『男』ありきな訳よ。 だから自分でも、どこかで安心していられる部分があったのね。 (ってか、何も気づいていなかったアタシがバカなのだが…) もちろん、 「いいトシした、ギスギスしたオッチャン」が 女になるというコッパズカシさもあるにはあるのだが、 (「男でも女でもないもの」になるなら、まだ平気なんだけど…) 「女装」から「装」を取ってしまうと、 こうも不安になってしまうなんて。。。 自分が「男」と思って持っていたモノが いかに脆いモノだったかがイヤという程わからされてしまって、 ツライことこの上ないの。 自分が自分自身の「男」に、 こんなに胡坐をかいていたなんて、 夢にも思わなかったわ。。。 そして、女踊り、男踊りに関係なく、 振りがカラダに入ってこないのは、 いいトシして始めてしまったので、 どうしても理屈先行になってしまうので、 ココロとカラダがバラバラ、というか 自分の中で振りと気持ちがまだマッチできない、というか シックリこないのよネェ。。。 自分自身でも、ホント、面倒臭いのだが、 「日舞が好きで始めました♪」なら、 とりあえず言われたとおりに素直にやれるんだろうけど、 (「『そういうもんだ』という思考」、って言うのかしら) アタシのバヤイ、 確かに自分の意思で、自分が好きで始めたのだが、 どちらかというと 「好き」というよりは 「必要」と思って始めたので (何がどう「必要」なのかわからないけど、 「必要」なのヨッ!!。。。多分。。。きっと。。。) 何かが邪魔をして、素直にココロとカラダに入ってこないの。 ナゼかしら。。。 アタシがお師匠さんだったら、 「ツベコベ勝手な理屈言ってないで、 まずは言われたコトをやってみなさいッ!! アレコレ言うのはその後よッ!!」って ゼッタイに言ってるハズだわ。。。あぁ。。。 結構、会社の子とかお友達には 日舞のグチをこぼしているので、 「そんなにイヤなら、止めちゃえばいいじゃないッスか?」とか 言われるのだが、 (アタシだってきっとそう言ってるわ) 何か、止める気にはなれないの。ならないの。 このままじゃ、口惜しいの。。。 アタシ、なんで日舞なんか始めちゃったんだろう… んで、チョット思ったのが アタシ、自分だけが恥をかくのは全くもってなんともないのだが、 自分が原因で他の人に恥をかかせるのはキライなのネ。 例えば、会社にしても 自分がキチンと仕事をしないと、 自分だけでなく、アタシを今の会社に紹介してくれた人にも 類が及ぶ訳だから、仕事もできるだけチャンとしなきゃいけないと思うし、 イヴェントにしても、 自分が下手なショーをやってしまうと、 アタシをチョイスしてくれた オーガナイザーとかお友達に迷惑がかかるから、 できるだけ頑張ろうと思うし。 日舞に関しては、アタシひとりの問題だから、 アタシが恥かいたって誰も迷惑がかからないのがいけないのかしら。 (唯一の莫大な被害者はお師匠さんだけど…) 言い訳ばかり考えちゃうわ…ダメねェ。。。 そんな悶々とした日々を送っている今日この頃。 「伝統芸能」から遠ざかりたい気持ちばかりがつのるのに、 何故か今月は歌舞伎を2回も観に行き、 日舞の公演も(オペラを日舞でやるヤツだった)観に行ってしまった。。。 なんて事を考えていたら、ふと 「オール・ザット・ジャズ」で ロイ・シャイダー演じるギデオンが 作っていた映画の中で、 クリフ・ゴーマンが話題にしていた 「死の受容のプロセス」が頭に浮かんだの。 否認 自分が死ぬということは嘘ではないのかと疑う段階である。 怒り なぜ自分が死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける段階である。 取引 なんとか死なずにすむように取引をしようと試みる段階である。 何かにすがろうという心理状態である。 抑うつ なにもできなくなる段階である。 受容 最終的に自分が死に行くことを受け入れる段階である。 アタシ、多分、「日本舞踊」に関しては、 まだ「否認」→「怒り」の状態なのかもしれないわ。 自分が日舞をやっているコトをウソかと疑い、 なぜ自分が日舞をやらなければいけないのかという怒りを 周囲に向けているのね、きっと。。。 (誰もヤレなんて頼んでいないってば…) あぁ、いつになったら「受容」に辿りつけるのかしら。。。
by moi_Rachel
| 2013-03-28 17:08
| 日本舞踊
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