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今から十数年前の夏休み、
マレーシアのティオマン島という島に妹と行ったんだけど、 その時に行きと帰りがシンガポール経由だったの。 確か行きに1泊と帰りに2泊だったかしら。 その時のアタシのシンガポールの思い出といえば、 1.辛い料理が好きな妹が、おいしいおいしいと食べすぎて体調を崩したコト 2.その頃、「シンガポールに数える程しかない」と言われてたゲイバーに行ったら、 たまたま別の場所で月イチだかのゲイナイトをやっている事を教えてもらい、 早速そっちに繰り出してアバンチュールもそっちのけでガン踊りしてきたコト (もちろん体調を崩した妹はホテルに放ったらかし) 3.最終日に付いてきた観光(と、言ってもマーライオン見て遠目でセントーサ島見て 土産物屋に行かされたくらい)で回ったタクシーの運ちゃんから マーライオンのライターを買わされたけど、帰国後すぐに壊れたコト 4.泊まったホテルがたまたまインド人街にあり、 「毎週日曜日はインド人がすごく集まるよ」と言われていたが ホテルの部屋から下を見下ろすと、恐ろしい数のインド人が押し寄せてきていたコト (その頃は臆病だったから、怖くて外に出れなかった。。。今なら嬉々として繰り出すのに。。。) くらいかしら。。。まだネットがようやく普及し始めたくらいの時だったしねェ。。。 とりあえず、「シンガポール」と聞いてアタシが思い浮かぶのは ディック・リーだったり、(世代だねェ。。。) 国土の広さが東京23区くらい、とか 家を買うより車の方が高いらしい、とか それくらい。 確かに、街並みはキレイでオシャレだったし、 人種もマレー系から華僑、インド人まで狭い国土の割には多種多様な人種が共存しているけど、 別に再訪したいとは思っていなかったの。 そんなアタシが再びシンガポールに興味を持つようになったきっかけは、 やっぱり映画だったわ。 一昨年、バンコクに初めて遊びに行った時に とあるショッピングビルの1階に出ていたDVD特売コーナー。 そこで思わず「面白そうなタイ映画かも♪」とジャケ買いしてしまったDVDが "881"だったの。 (「踊れ!パパイヤ」というタイトルで日本で公開していた事を知ったのは ずっと後だったわ。。。) オウチに帰って、DVDを観ていると、どうも言葉がタイ語じゃない。 オカシイワ。。。と思って調べてみたら、シンガポールの映画だったの。。。 そしてその映画について調べてみると 1.監督はシンガポールのイケイケ若手なロイストン・タンという人らしい 2.シンガポールには歌台(ゲータイ)というジャンルの歌謡があるらしい ってコト。 (ちなみにゲータイとは、基本、お盆に帰ってくる霊を供養する為の歌なんだけど、 「歌台はシンガポール唯一の大衆娯楽。 吉本新喜劇と夏祭りを合わせたようなもの。 普段はあまり聞くことのない福建語や広東語で パフォーマンスが 繰り広げられるのが魅力」らしい) んで、「いつか、生でゲータイ観てみたいわぁ」なんて思いつつも、 ヤッパリそれっきりになっちゃう訳で。。。 それからしばらくして、都庁でアジアフェスティバルみたいなのが行われるという情報をゲットしたアタシ。 だいたい、アジア(に限らずだけど)フェスって、 殆どフードブースがメインみたいになっていて、 あんまりやる気のない観光局の人とかが(ま、お客さんも基本、食べ物にしか興味ないからねェ) 適当にパンフレットをブースに置いてユルく対応する、ってイメージが強いのよねェ。 アタシ的には、色々な国の音楽聴いたり、映画のDVD買ったりしたいんだけど、 やっぱり需要が少ないらしく、殆どそれ系の物販って見受けられないのが悲しいところ。。。 (ま、確かにDVD売っていても、リージョン・フリーのプレイヤー持ってないと 観れないしねェ。。。) そのアジアフェスティバルの時に「アジア・シネマ・セレクション」が同時開催され、 カンヌで「ブンミおじさんの森」でパルムドールとった アピチャッポン・ウィーラセタクンの「真昼の不思議な物体」を上映するという話を聞き、 それ目当てで観に行ったんだけど、 折角だからと同時にやっていたアジアのショートフィルム集も観る事にしたの。 (その時のセレクションでは、アタシの大好きな台湾の「Orz Boyz!(オズボーイズ)」もやっていたの。 イヴェント明けだったから時間的に観れなかった・・・(涙) んで、「真昼の不思議な物体」は面白かったけど、 摩訶不思議感も否めない感じだったのだが、 (「興味深い」という感想が一番近いかも。。。) ショートフィルム集を観た中で、 「いやぁ~ん、これカワイイ!!」と”アタシゴコロ”をくすぐられ、 その作品をオウチに帰ってからググって調べたら、 "881"と同じロイストン・タンの"D.I.Y"だったの♪ んで、それからしばらくは「シンガポール」からは遠ざかっていたんだけど、 先日、タマタマお友達のラーメン屋に行ったら、 なにか気になるフライヤーが置いてあったので、手にしたら、 「シンガポール映画祭」と書いてある。 そしてフライヤーの中を見ると、 「ロイストン・タン特集」の文字が。 ンギャァアアアアアアアアアア~!! 思わず、狂喜乱舞したアタシだったが、時すでに遅し、 映画祭自体はまだ会期中だったが、 ロイストン・タン特集は終わっており、アタシが観たい映画も 平日の昼間で行ける訳もなく、 唯一行けそうな日程は最後の土日だったの。。。(涙) お店の子に、 「このフライヤー、誰が持って来たの?」って聞いたら 「映画祭の人みたい。でも、なんかギリギリに持ってきてたョ~」 あぁ。。。もっと早く持って来てョ。。。 (たとえ早く持って来ても、アタシがラーメン屋に行かなかったら気づくハズもなし…) そしてシンガポール映画祭最終日、特に何も予定がなかったアタシは 結局足を運ぶ事にしたの。。。 どうしても観たい、と思える映画はなかったんだけど、 時間的に合いそうで興味を持ちそうな2本をセレクト。 1本目は「海南、潮州と白いブラ」という、 ビミョ~な邦題のついた、 「人生の伴侶を求める 中年トランスジェンダー達の姿を、 自然体かつ小気味良いタッチで描くラブ・コメディ」。。。 ぶっちゃけ、シンガポール映画祭でなく、このタイトルだったら 観に行ってなかったと思う。。。(タイトルって大事ね。。。) 若い頃には、「ゲイ」と名のつくものなら 映画でも写真でもアートでも小説でも、興味があったし、極力触れるようにしていたんだけど、 かなりハズレも掴まされた、というのも事実で、 もういいトシだし、別に「ゲイ」にこだわるのはやめましょ、と思っていたものの (「ゲイ」という枠組みに囚われすぎると、その中だけで共通言語的に 安心しきっているだけで、他者を惹きつけるモノが全くない、というコトが多々ある) 結局、タイミングが合うのは何故かこうした映画になってしまう。。。 そして、同じような意味で 「ゲイ映画」とか「滅多に観れないアジア映画」とかだから、 「その心意気を買って多少は大目に観てあげまショ」というようなコトは絶対にしたくないの。 それは「映画」に対して本当に失礼だから。 そして心意気を買ったとしても、目も当てられないモノのなんと多いコトか… んで観始めた「海南」。 だいたい、映画でも小説でも始まりを観ればだいたいの予測はつくのだが、 この映画もベタな感じでスタートしたので、 「あぁ、このまんまでいっちゃうのかしら。。。」と 危惧したものの、 ある意味、「このまんま」がいい感じで続き、 アタシ的には主人公の二人と年代がほぼ一緒、というコトもあり、 何か、観てよかったわ~。ま、オハナシとしては出来すぎな感じがしなくもなかったケドね♪ そして、ダイクの子とすごくカワイイ子の組み合わせが アタシには変にリアルに感じたわ。。。 実は「海南、潮州と白いブラ」もこれが日本初上映ではなく、 去年のアジアン・クイア映画祭のオープニングで上映されたいたコトを 今更知ったアタシ。。。(しかも会場も同じシネマート六本木だった) やっぱり、「クイア映画」って、どうしても過去の自分の経験から 先入観が先に立って、手が伸びないの、ダメね。。。 そして、続けて観た 「Singapore Showcase Sintok2012近作短編傑作選」。 ショートフィルムって、観始めたのはここほんの数年くらいなんだけど、 知らない文化を端的に捉えるツールとして、結構有効じゃないかと思うの。 今回のショートフィルムも ドキュメンタリー(風?)あり、アート系ありで バリエーションに富んで面白かったわ。 いきなり1本目にゲイの息子を持った母親のモノローグで始まったのには あぁ。。。と思ったけど。 やっぱり、「ゲイ物」ってどこに行っても出てくるのねェ。 その1本目の監督、ルオ・ズーハン(LOO Zihan)は演劇畑出身らしく、 自身でも色々パフォーマンスをしているみたい。 HP観たけど、他のフィルム作品なんかもあって、面白そうョ~☆ それから、アタシ的に印象に残ったのは2本目のハフィズ・セノール(Hafidz Senor)の 「シンガポール・モノガタリ」(英語タイトルも"Singaporu Monogatari")。 戦時中に日本軍の為に働いた監督の祖父のお話しなんだけど、 シンガポールなんて、観光くらいしか、印象がなかったアタシにとって、 戦時中は日本軍に占領されていたコトなんて、すっかり忘れてたわ。。。(無知すぎ…) 最近、アジアの国が好きでタイとか台湾とか行く事が多いんだけど、 その国に興味を持って調べていくと、 必ず「戦時中の日本人の占領」にぶち当たるのよねェ。。。 あぁ。。。 あと、イザム・ラフマン(Ezzam Rahman)の"Someday My Prince Will Come"も バービー人形のケンだけが出てくるアートフィルム系で ベッタベタな感じがなんか、懐かしかったわ。。。 ショートフィルム上映後、アフタートークがあったんだけど、 (映画祭の人とシンガポールの誰かがお話ししてたけど誰かがよくわからなかった…) シンガポールは検閲がすごく厳しい、 ってコトを初めて知ったの。 でも、ロイストン・タンが撮った世界エイズデーのショートフィルムは アタシから見ると、そこそこ大胆な表現もあるし、その検閲がどの程度なのか、 気になるところだわ~。 (「踊れ!パパイヤ」も広東語だか福建語の割合が問題だった、って言われているらしい) でも、今回のショートフィルムでセレクトされた監督さん達も、 その後も引き続きムービーを撮っている人もいれば、 違う表現形態に移った(戻った?変わった?)人もいるらしく、 その話も面白かったわ~。映画祭で上映されるからといって、 その人にとってムービーが唯一の表現形態でなくてはいけない、って訳ではないものねェ。 そうそう、今回、シンガポールの映画をググっているうちに、 「何か、この子見たコトあるわぁ」と思ってたら、 やっぱりアタシが唯一知っているタイの俳優さん(アナンダ・エヴァリンハム)が シンガポールの映画に出ていたわ~。 やっぱ、英語が喋れると、どこの国の映画でも出れるのネ… (確か彼は海外留学経験あり。。。ってか、そこまで調べてるアタシ…) ってか、アナンダ君を初めて知ったのも一昨年の東京国際映画祭だったわ~。 これだから、やっぱり「映画祭」ってやめられない。。。 そして、今回学んだのは、 twitterで東京国際映画祭をとりあえずフォローしておけば、 日本でやる映画祭をだいたい網羅できる、というコト。 (国際映画祭の時期だけ情報発信しているのかと思ってた) あぁ、「映画祭ジプシー」になってしまうのかしら、アタシ。。。 (もうなってるって・・・) あっ、そうだわ!!思い出した!! 「海南、潮州と白いブラ」を観た時に、 「カヤ・トースト」を作るシーンが出てきたのよッ!! まだ豊洲のららぽーとにカヤ・トーストのお店あるのかしらッ。 (そこで生まれて初めて食べた) 久々に行きたくなったわ~!! (結局、食べ物ぢゃん。。。)
by moi_Rachel
| 2012-05-22 14:50
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